今、イスラム圏の強権政治国家が大揺れになっています
1月に起こったチュニジアのデモが発端となり、
アフリカ、アラブ、イスラム諸国に次々と飛び火しています。
連日ニュースや新聞で、各地での新しい動きが届き、
「歴史が動いている」のを日々感じているところです
▲写真:ロイターより拝借
年末から年始にかけバングラディシュに行っていたので、
全く世の中の動きがわかっていませんでした。
先ず、
チュニジアの民衆の怒りがデモとなり、圧政の大統領を舞台から引きずり下ろしました。
そしてそれが余波となって、津波の如く、みるみると周辺諸国に広がり、現在に至っています。
チュニジアの暴動の発端は、チュニジアの青年の焼身自殺の事件によるものでした。
以下転載(レイバーネットより)
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タズ(TAZ)、ツァイト(Zeit)等の海外の言論によれば、チュニジアでは26歳の青年モハメッド・ブウアジジの焼身がデモを触発した。チュニジアの青年失業率は30%に迫る。焼身した青年は、大学を卒業した後、職が得られず、その後多くの同年輩のように果物と野菜を売りながら生計を維持した。しかし12月17日、チュニジアの首都から南に250キロほど離れたシディブジッドで彼の商品を没収し暴力を加えた警察に抵抗するために、ベンゼンをかぶり火をつけた。この時、彼は「貧困を終わらせろ、失業を終わらせろ!」と叫んだ。続いて少なくとも2 人の青年失業者が連続して焼身した。
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同時期には隣国のアルジェリアでデモや市街戦が起きています。
そして波はエジプトへ
日に日にデモの規模が拡大し、とうとう死者が出てしまいました。
嗚呼エジプトが...
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2月1日、ヨルダン:内閣総辞職
2月2日、イエメン:大統領、今季限り退陣表明。世襲も否定
同上 カザフスタン:大統領選挙の前倒しを閣議決定
どれも民主余波が及ぶのを避ける狙いのようですが、
尻尾を切って目先の火の粉をかわす様な、その場しのぎ見え見えの対応で、
到底民衆が納得するとは思えません...
多くの犠牲者が出ずに、人々の望む国になることを願うばかりです。
最後に、
とても心に響いた、あるメッセージがあります。
エジプトの青年から世界に発せられたものです。
実はこれを紹介したくてこの記事を書きました。
是非目を通してみてください
長文、最後まで読んでくださり、ありがとうございました^^