« 今年最後は大鳥神社 | メイン | 目覚めるDNA »

おばあちゃんの手

僕が大人になって、
こんなにおばあちゃんの手を長く握り締めたのは、
・・・初めてであろう。

その手は大きくて鍛えあげられた逞しい手だった。
家事と庭弄りで指が太くなったのだろう。


母親の手と比べると、歴然とした存在感がある。

体はひと回りも小さくなってしまったように見えたけど、手は威厳を放っていた。


時おり手に力が入り、握り返してくる。

何かを喋ってくれたけど、入れ歯の入っていない口からは空気が漏れ、、、
ゴメン、おばあちゃん、上手く聞き取れないよ。


何を語りかけてくれたのだろうか。
僕には理解できなかった。


そして・・・おそらく

おばあちゃんには、
僕が孫であることが、わかっていない。


~~~~~


おばあちゃんの家には広くて緑が豊かな庭がある。
子供の頃は特別気にしたことがなかったけど、
自分が植物をいじるようになってからは、庭を見て廻るのが楽しくなった。

広くて多くの植物からなる庭をひとりで手入れしていたのだから、
どれだけ愛情を注ぎ、世話をしてきたのだろう。
その事がこの数年でわかる様になったきた。

植物は花を付ける時期が「旬」かもしれないが、
その旬を毎年迎えるためには花をつけない時期の管理も当然必要で、
年間を通じた世話をしなくては維持ができない。

人間の気まぐれで、やったりやらなかったりでは、植物は応え続けてくれない。

~~~~~~


おばあちゃんの庭は凄いな~
改めて思う。

そして
正月休みは、おばあちゃんの手の替わりに
愛情を注ぎにいってこよう。

コメント (2)

ハイジ:

偉大なおばあちゃまの手が、
よっしーさんの手の中に。
これからも、場所は違っても想いが受け継がれて行って。
おばあちゃまにとって、
これより嬉しいことはきっとないと思う。

来年も素敵な植物をたくさん見せてね^^

ヨッシー:

ハイジ

コメントありがとう~

>これからも、場所は違っても想いが受け継がれて行って。

そうだね、受け継がないといけないな。

冬のハッピーハウスは環境が厳しいから、ちょっとツライけど^^;
今あるものはちゃんと冬越しして春に備えるよ。

手づくり出展のグリーン用のワイヤーは減ったまま・・・

落ち着いたらリメイクしてまた作ります。
そしたら、また寄ってください~

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)

About

2009年12月30日 00:10に投稿されたエントリーのページです。

ひとつ前の投稿は「今年最後は大鳥神社」です。

次の投稿は「目覚めるDNA」です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。

Powered by
Movable Type 3.34