最近スタートした新しい住宅の設計
習志野のS邸
プロジェクト名を
『ミカンの家』
と名付けました^^
初めてSさんにお会いした時=お見合い・笑
から
非常に好感触を得ることが出来まして
その後の打ち合わせもスムーズに進み~
早くも基本設計が固まってきました♪
と、
ところが、
プロジェクトに大きな問題が立ちはだかってしまいました。
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計画の土地はSさんが相続で受け継ぐもの。
相続にあたりSさんの希望の形で実現を目指すと...
複雑な要素が介在しており(決して、相続そのものでもめているわけではございません。)
Sさんの意志で設計事務所を選び=注文住宅=自由設計 が
出来なくなってしまった・・・
と伝えられました。
ムムム...@@;
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何とか、Sさんの望む自由の道に進める方法はないか?
知合いの不動産屋さんとも相談して妙案を提案しました。
A.土地そのものを相続人の方達で直接売買する。
B.コーポラティブハウスを企画し、土地の有効利用を図る。
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どちらもダメでした...
抱える条件には適合しない方法でした。
やっぱり、ダメなのかな・・・
携帯を片手に夜の新宿をトボトボ歩きながら
条件を今一度頭の中で整理していると
あっ!
ある、ある!
それは僕にとって大きな決断でしたが、
間違いなく有効な手段になると考えました。
それをお伝えすると
Sさんにとっても大きな決断になるようでしたが、
それには少なからずリスクが考えられるため、採用には至りませんでした。
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今残っている選択肢は
不動産屋による建築条件付きの家
これじゃ余りにもSさんが可哀想です。
元々不動産経由でプランの提案を受けていたところ、
満足いかず、当アトリエの扉を叩いてもらったわけなので、
再び振り出しに戻ってしまうとは・・・
そして、決断までの時間が迫ってきました。
僕は最後の一手をSさんに託しました。
家は誰の為につくるのだろうか?
家は誰の為に設計をするのだろうか?
想いが不動産屋の方に届くといいのですが。