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建ち上がる家

F邸の設計が

雨降って地固まる

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時間を経て

打ち合わせを重ね

時には思いの平行線があり

そんな時は、クライアントのメッセージの真意を探りながら解決の糸口を見つけ出し

提案すべき事柄は提案し


方向修正を図る必要が発生すれば、時には大胆にプランの大手術を試みる。


そうして、化学反応し、熟成し、法律の制約をクリアしつつ、


いよいよ、仕様が固まりました。


今日は確認申請に向けての実施設計アップのための、
大詰めの総合的な打ち合せになりました。


設計には理由がある。

窓一つとっても、
「何となくこんな大きさ」などという曖昧な根拠はない。

開放的な窓もあれば、禁欲的窓もある。
機能性が優先する窓もある。


建て主にとっては、一見 の存在のような物でも
それはとなって複雑に全体を構成しているのです。


今日は今まで積み重ねてきたことをストーリー仕立てでお話をしました。
中には懸案だった事項もあったのですが、話の流れの中で答えが出ていきました。


不思議な感じもしましたが、建て主にとっては無理もない事だったのでしょう。
住宅の成り立ちを理解するには、専門的知識を要し、
意匠・構造・設備と余りにも要素が多く、
(設備に関しては、電気・照明・空調換気・給排水衛生・ガス等など、多岐にわたる)
デザインのことなど言われても、実際に物が出来てみないと、良いのか?悪いのか?
頭の中で理解するのは難しい・・・・かったはず。


最後に建て主からこんな言葉をもらいました
「今まで図面を見てもよくわからなかった事が、わかる様になってきました♪」

この言葉をきいて、
めっちゃ現場が楽しみになってきました^^

家が建ち上がるために、設計が立ち上がった日
帰路、サンプルを詰め込んだスーツケースが何だか軽く思えてきました

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2009年12月13日 23:56に投稿されたエントリーのページです。

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