開発で失われる里山に対して、開発の反対や緑地保存、再生などを訴える市民運動が稲城南山にあります。
その中で「南山の自然をを守り育てる会」では、
とても息の長い活動で、もう10年にも及んでいます。
長きに渡る道のりは、とても一言では言い表せませんが、
紆余曲折があったとお聞きしました。
この運動は全くの手弁当で、スポンサーはいません。
参加されている個人の方々の熱意と力によって継続されています。
地道ですが、
話し合いを重ね、都度内容を検討しながら、着実に成果を積み上げてこられました。
そしてそして、10年目、ようやく企画提案が正式に認められることになりました!
「緑地付きの環境共生住宅の提案」
造成される地に新しく生まれる住宅を核として、豊かな緑地を育て、地域コミュニティを形成していく案です。
企画案としてカタチになるまで10年。
実施されるまではあと4年。
緑地を育てていくのは、更にもっともっと長い年月を重ねていく必要があります。
このプロジェクトに、幸運にも当アトリエも参加させていただく機会に恵まれました。
まだ参加一年生ですが、微力ながら協力をさせていただいています。
このプロジェクトを通して、志を続けることの大切さを改めて教えられました。
対話を拒まず、解決策を模索する姿勢が人を動かし、成果を得たのだと思います。
保存緑地を含む約1450坪という広大な敷地が、緑の再生を担います。
次世代にも受け継ぐものとなるような、
また、
地域の財産になることを目指して建築を捉えていきます。
会を代表して、会長さん・副会長さんへ、
企画案承認のお祝いとして
ささやかですが、模型をプレゼントします^^