『ミカンの家』
と命名した理由は。
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計画は、古い家屋を取り壊し、土地を受け継ぎ新しい住まいを建てるものです。
かつての家主であったおじいさんは植物がお好きで、おじいさんが育てたと言うミカンの木が敷地にありました。
毎年沢山の実を付け、採るのに困るほどとか
このお話を聞いた時に、
「出来れば残せたらいいですね」
との設計者の言葉に、おばあさんはやや苦笑いでしたが(笑)
そして、最初の打ち合わせ=縁談で(笑)お話を伺い、条件を整理して、
正直思いました。かなり予算が厳しい...
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そして最初のプレゼンで
『ミカンの家』と名づけて、
計画を携えて行きました。
ミカンの家のミカンは
おじいさんのミカンの木でもありますが、
意味としては、土地を引継ぐにあたっての象徴をミカンと例えただけで、
受け継ぐものはミカンでなくとも何かカタチとして引き継げたら素敵ではないかと考えました。
そして第二の意味は、
この家は完成はしない。
最初から完成を目指さない。
後から手を加える部分を残して、(予算内で必要な部分、優先順位の高い部分を先にカタチとし)
住まいながら、造りあげていく。
だから未完(ミカン)の家なのです。
蜜柑と未完を掛け合わせて
ミカンの家
としました。
グラフィックの下にある丸いマークですが、
「○×○○○○」
最初の丸は : ミカンの木に象徴される土地を示す丸。
その次の丸は : 土地を引き継ぐ家族人数分の丸が4つ。
すなわち
「土地 × 家族4人」
で
「○×○○○○」とグラフィックに置き換えました。
そして、この家はスタートから未完で、また施工の一部をご家族の手に委ねます。(出来る範囲で)
家族がチームとなって家作りに参加いただく必要があり、
そのために家造りに向かう気持を一つにして、目標に向かい易くするために
「合言葉」
が欲しかった。
そんな想いを込め、僕もチームミカンに加わりたかった・・・
設計者としてはミカンの家になってしまった^^;
コメント (2)
おっつ~ご無沙汰でやんす
>この家は完成はしない。
>最初から完成を目指さない。
>後から手を加える部分を残して、(予算内で必要な部分、>優先順位の高い部分を先にカタチとし)
>住まいながら、造りあげていく
むむむむ!
一昨日U指導のPさんに宛てたメールと
まったくクリソツなフレーズで
奇遇なり!
ヨッシーさんは4月2日に書いてますがボクは今読んだばかりですんで
Pさんに盗作でないことを信じてもらおう(笑)
因みにボクの提案は
①10年後に完成する家
②永遠に完成しない家
③ドゥイットユアセルフの家
④引渡した時から時間の経過と共に徐々によくなっていく家
の4案でした。
ちょっと課題さぼり気味ですがGWからエンジンかけますのでよろしくです
ではでは
投稿者: ocha | 2010年04月27日 16:01
日時: 2010年04月27日 16:01
おちゃさん
少しご無沙汰しております
ナヌ!
○作疑惑ですか!?
笑~
ハッハ
設計者は結構同じような事を考えるものですね^^
因みに僕の場合は
僕の中では②永遠に完成しない家
に当てはまります^^;
ですが、次にツナガル未完ですねんv
投稿者: ヨッシー | 2010年04月28日 00:11
日時: 2010年04月28日 00:11